わんちゃんのガン最前線体験レポート⑥2008-11:手術日当日

 手術日当日


前夜の9時から絶食、
午前中に浣腸・・・・
午前中に病室で主治医が点滴を入れます
その間に麻酔科の女医さんが病室に見えて、硬膜外麻酔、全身麻酔の説明をされました。
先生は毅然とされてて私的には全く不安は感じませんでした。

普段のパジャマのまま車椅子で手術室に行きます。
手術室で手術着に着替えます。
歩いて手術ベッドまで行き仰向けに寝ます。
次に左を下に横向きに寝ます、膝はお腹に付けるように曲げ、頭はおへそを見るように曲げます。
背中に痛み止めの管を入れます(硬膜外麻酔)ズドンとした痛みを感じました。
点滴により静脈麻酔薬を入れていきます(病室からの続き)
酸素マスクを顔に当てます。
「両腕と両足を縛ります」と聞こえたのまでは記憶にあります
これから先は私自身、意識はありませんでした。

【肺の手術を受けられる患者様へ】の説明書によるものです
完全に眠ってから、口より喉に管を入れます。
目の保護のためにまぶたにシールを貼ります
そして仰向けに寝て安全確保のため、両腕・両足をベルトで手術台に固定します。
右の鎖骨下の静脈より点滴を入れます、
左手の動脈に血圧を測るための点滴を入れます
膝から足首までに静脈血栓予防用の装具を巻きます
(ベッドから降りられるまで右足、左足を交互に絞めたり緩めたり24時間休み無く動いているようでした)

左を下に横向きに寝ます、
排尿のための管を入れます
鎖骨下からの点滴
血圧測定用の点滴
胸に管が入ります
これらの他にはすでに、心電図、血圧計、血液中の酸素濃度を計るクリップがそれぞれついています。
いよいよ手術開始・・・・・

気がついたら病室(個室)でした。
なんと男物のガーゼの寝巻きを着せられていました。
その夜は何べんも看護師さんが出たり入ったりされてるようでした。
「癌やったよ、きれいに取ったから、もう安心やで、右肺の三分の一(上葉)を切除した、気管支もちょっと・・・・
元気になっても手術する前の8割ぐらいの体力と考えといたらええわ、この冬はくれぐれも風邪に気ィつけや、酸素マスクちょっと苦しいけど辛抱してな、輸血はせんかったよ、出血は100CC以内やったから、あっ、ちょっと顔を見に来ただけ、じゃお大事に」と、主治医は白衣を翻して出て行かれた。

酸素マスクをしたままで翌日も仰向けに寝たまんま。
看護師さんが二人来られて、バスタオルを束ねて何回か体位の交換、これって、不思議ですね寝たきりだと床ずれが出来るそうなんです。
三日目にまずオシッコの管が外されました。
ナースコールで「オシッコがしたいですぅ」看護師さんがポータブルトイレを持ってきてくれはります
ナースコールで「オシッコ終わりました」Pトイレをさげてくれはります。
重たそうなんです。

もう、食事はどうかな?
全粥440㌘(親子丼のどんぶりにどっといっぱい)と普通のお惣菜
見るだけで「う・うぉ~~」三口ほどいただいた途端、吐いてしまいました。
それから3日も食事がまともにいただけませんでした。
「まぁしゃあないかな、でもな、胃を切ったわけや無いから食べやんとな、、炭水化物やたんぱく質はしっかり身体に摂っとかないと、傷口がひっつこうとするのも炭水化物やたんぱく質のおかげなんやし、やっぱり頑張って食べないと・・・ここの食事の量は多いからなぁ、全部といわんでも6~7割ぐらいでも、ぼちぼち食べるようにしたらどうや?」と主治医

背中に入っていた痛み止めの管が外されました。
かなりの痛み止めだったのに、痛み止めの坐薬と併用したことも何回かありました。
最高に痛いときは、ア・イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイッタ~イ
と、一人病室で叫んでました。
毎朝、検温、血圧測定、酸素濃度測定の3点セットプラスのあと看護師さんが尋ねはります。
「痛みはどうですか?」「痛いです」
「痛み止めの坐薬を入れましょうか?」「坐薬?」
「ハイ、痛みはガマンするとよくないですよ」「じゃぁ、お願いします」
看護師さん左手に薄いゴム手袋をはめて、
「手術をされたのは右側でしたね?左側を下にしてくださいね、息を軽く吸って止めてハイ入れますよ、息を吐いて下さい、ハイ入りました。失礼しました」
「スミマセン、お世話かけました」「いいえ、どういたしまして」
「看護師さん?」「ハイ?」
「坐薬は肛門から入れますよね、腸の中では上からウン子がウロウロしてますでしょ?坐薬はどうやって痛みの元に届くのでしょうか?ウン子まみれになりません?」
「あぁ、それはね大丈夫!直腸の粘膜が坐薬を吸収してくれてね、痛みの元へ届けてくれるんですよ」「そうだったんですかぁ・・・・」
しばらくして痛みが遠のくと深い眠りへと・・・・・

たくさんついていた管も日に日に一つずつ外されていきます。
二日目には酸素マスクが酸素の管になって鼻にちょこっと入れます。病室に居るときは枕元から取り込むのですが、室外(トイレとか)に出るときは酸素ボンベをカートに載せて管をつないで押すのです。それと同時にドレンバッグも持って回ります
ドレンバッグは肺嚢の排泄物を溜めるバッグです、直径1㌢ぐらいのパイプで胸とバッグがつながれていて、きれい、汚いを入れ替えるのです。
「くれぐれも、言うとくけど、絶対このバッグは倒さんように気ぃつけてや」
空気が入って水が入ってえらいことになるそうです。

指先に洗濯バサミのような物を挟みます。ハイ97とかハイ98とか・・・
「これって何ですか?」
「血液中の酸素濃度を計ってるんですよ。96から上ぐらいが正常ですね、いつも、0村さんは正常範囲内ですよ、酸素の管も外せますね」
鼻から酸素の管が外された時はホッとしました。
管を入れてるときに、キショク悪くって管をはずして時々鼻をプンとかむと、血の混じった鼻クソの塊がティッシュにブン・・・・・

術後5日目ぐらいの日
「今日、シャンプーしましょうか?蒸しタオルで身体も拭かさせていただきますよ」
シャンプーは初めてでした。洗面所にシャンプー台があって看護師さんがシャンプーしてくれはります。もうね、最高にキモチが良いのですよ、美容師さん顔負け・・・・・
「シャンプーどうしてそんなにお上手なの?」「研修の中であるんですよ、シャンプーされる人の身になっていろいろ研究してますよ」う~~ん、なるほど・・・・
術後2週間経って初めてお風呂に入るまで何回もシャンプーしてもらいました。
どの看護師さんもお上手・・・・・
管が取れないうちは看護師さんが蒸しタオルで身体を拭いてくれはりました。
痛みで上体がこわばってしまってガチガチになってるんです、熱い蒸しタオルを首筋から背中に当ててマッサージをしていただきました。キモチ良かったです。

主治医がガーゼ交換に来はる度に「ドレンの管は月曜日には外すから・・・」と、わざわざ予告を・・・・
月曜日に処置室に行くと
「ハイ!!ベッドに横になって~ドレンの管を抜く練習をするよ、大きく息を吸って、止めて、吐いてぇ・・・・・・」
「よっしゃ本番、大きく吸ってぇ~止めてぇ~吐いてぇ~ハイッ!!!」
「ギャァ~~~」と、思わず叫びそうな痛さ・・・・
皮膚の一部分がくっついてしまってたのか?(想像)
「わき腹に大きな穴が開いてるんとちゃいますか?」
「なんや、そんなこと心配してるんか?手術のときにチクチクチクと周りを縫っておいて巾着のように糸を引っ張るだけやからもうちゃんとふさがってるで、抜糸はちょっと日にちかかるけどな・・・・」
だんだんと身軽になっていきます。
後で聞いた話ですが、A先生は麻酔をあんまり使わんお人やそうです。
同じ時期に同じ管を抜くのに0先生は麻酔を注射しはったよ、全然痛く無かったわ、と同室のYさん・・・・えっえぇ~~~~
後で解ったのですがA先生方式がずいぶんと抜糸が早いってことが・・・・

手術してからちょうど1週間して元の6人部屋に引っ越しました
私が個室に居る間にメンバーがかなり変わってました
ここで、私にはまた別の試練が待ち受けていました。


【おまけ】
パルスオキシメーター

身体の中に流れる血管、その中でも酸素を運ぶ「動脈」に流れる酸素濃度を測定するのがパルスオキシメーターです。
この製品ができるまでは、手首もしくはそけい部から、触診で動脈を探り当て、注射器で採血して「血液ガス測定器」という分析器で酸素濃度を測定していました。
採血する際の注射等は、皮膚に対して垂直に立てて採血していました。
採る方も採られる方も大変でしたが、パルスオキシメーターは指を挟むだけ。
科学の進歩には驚かされます。




木の姿
お花も実も木の姿も:撮影2008.10.17:南京都病院の庭で

クサギ(臭木)クマツヅラ科
赤いのはガクで白いのが花です。
花はいい香りですが、木を折ったり葉をちぎったりするととてもいやな臭いがします。

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