戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より(毎週日曜日掲載)

戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より(毎週日曜日掲載)

朝日歌壇(毎週日曜日朝刊)の入選歌(選者は、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さん、川野里子さん、)より、戦争を詠んだ歌を、わんちゃんが独断で選り抜きを。

☆⇒共選作

2025年 12月 12/7  12/14  12/21  12/28

 高野公彦選

よく響く重低音に反戦の思い込めてた仲代達矢(東京都)十亀 弘史

【評】11月8日に亡くなった俳優を讃(たた)え、惜しむ歌。

今ガザで爆弾の恐怖に震える子かつては日本の沖縄にもいた(妙高市)那須喜代子

「世界中が平和になれば」と安青錦語る長崎平和の像前(壱岐市)篠崎美代子

【評】安青錦に対する深い関心を詠む。

軍事費を増やし生活保護減らす美しき国に我は住みおり(朝霞市)岩部 博道

【評】日本を美しい国と言う人はいるが、しかしその実態は、という歌。

平和とは「自分のベッドで寝ること」とキーウの少女に安眠はまだ(中野市)黒岩美智子

 福生(ふっさ)から八王子へと移り住み軍事機が飛ぶ空飛ばぬ空(八王子市)斉藤 千秋

【評】福生市には米軍の横田基地があって軍事機が離着陸している。

 

永田和宏選

「人間の條件」徹夜で観終えては難波(なんば)の駅で始発を待ちき(大和郡山市)四方  護

【評】「人間の條件」3本を一挙に上映することでオールナイト興行が始まったが、仲代達矢の代表作の一つ。

 八歳の少女が語る「死にたい」は今のガザの日常の言葉(高松市)島田 章平

【評】八歳の少女に「死にたい」と言わせる異常な状況。それがガザの日常であることを注視しつづけたい。

 

川野里子選

戦場を指に触れゆく地球儀のここそこそこここ星の痛みは(神戸市)山本みさよ

戦争を止める力のない俺が世界の隅で増やしたわかめ(横浜市)富尾 大地

【評】ふやけたわかめが無力を見せつける。

軍服を縫ったミシンで新婚の母は夫の背広を縫った(関市)今  列子

 

『番外編』赤旗日曜版 下村すみよ選

戦死せる叔父への弔辞見つけたり仏壇納めに八十年(やそとせ)を経て(静岡県)佐藤 佐和子

【評】21歳の死とのこと。あの時代の再来の無いことを作者と共に願いたい。

降りかかる雪をはらった[NO WAR]のプラカに手を振るコスプレの子ら (北海道)橘 晃弘

【評】派手な扮装の若者から思わぬ反響

冬になり父が料理の水ギョウザ満州の事何も語らず (福島県)佐藤 隆貴


2025年もいよいよ大晦日、黒豆を煮る、「紅白歌合戦」を観戦、平和な夜を過ごしています。

ずっと、拙blog【わんちゃんの独り言PART2】をご覧いただきありがとうございます。

くる年もどうぞよろしゅうに!!よいお年を!!










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