2025年8月10日日曜日

絵手紙 梨

 ある日のこと、梨が届きました。

わんちゃんにとって、まさしく”初物”

「初モンいただくと、長生きするんやで」と、子供の頃おばあちゃんが言うてました。

初鰹、新子、新茶、とか、筍、蛍烏賊、秋刀魚、まったけ等々「ほんでな、75日寿命が伸びるんやで」とも言うてた。


初物

初物は縁起がよく、食べると寿命が75日増えるなどという言い伝えもあり、「初物七十五日」ということわざになっているほどだ。この言い伝えの由来は、江戸時代のあるエピソードだという。

当時、初物は特別な価値を持ち、初物を食べることは大変な贅沢とされていました。初物を待つことが楽しみであり、その喜びが寿命を延ばすという形で現れたのかもしれません。

江戸時代死刑囚に対して町奉行は最後の温情として「食べたいものがあれば、何でも与える」という決まりがありました。一人の死刑囚が所望したのは季節外れのものでした。現在のように一年中手に入れることができない時代ですからその食べ物はどこを探しても見つかりません。

だからといって、決まりを守らない訳にもいかず、初物が出回るのを待つことになりました。

結果、死刑囚は七十五日生きのびることができました。

一日でも長く生きのびるために、死刑囚が知恵を働かせたのですね。

「初物を食べたから寿命がのびた」のではなく「初物を食べたいと望んだから寿命がのびた」わけですが、庶民の間ではいつしか「初物を食べると七十五日長生きできる」といわれるようになったといわれています。


2025年8月8日金曜日

(天声人語)被爆者3564人の声  朝日新聞朝刊2025年8月9日

 

(天声人語)被爆者3564人の声

 長崎を訪ねた。射るような日差しをあびて、「非戦」の碑が立つ長崎新聞の社屋を訪ねた。受付で用件を告げると、6階の編集局の一室へと案内された。段ボール箱が三つ、机上に置かれている。噴き出た汗をぬぐってから、その一つを開けた▼米軍の原爆投下から80年となる今年、長崎新聞、中国新聞と本紙は、合同で被爆者アンケートを行った。3564人の声が集まった。長崎に行ったのは、その回答の一部を、実際に手にとって読みたいと思ったからだった▼〈戦争に正義はありません〉。回答欄には平和を願う言葉が幾つも並ぶ。〈核兵器と人間は共存できない〉〈次の被爆地をつくらない〉。ひと文字ひと文字を指と目で大事に追った▼被爆者の平均年齢は86歳を超える。自分で記入するのが難しい人もいるが、それでも何とか思いを伝えようとしてくれている。脳梗塞(こうそく)を患った91歳の女性は記す。〈ようやく左手でこれだけ書けるようになりました〉〈乱筆お許し下さい〉。不自由な手でペンを握る姿を想像する。目頭が、熱くなった▼差別におびえ〈いまだに被爆者である事は言えません〉と書く人がいる。健康への不安を、感じ続けている人もいる。自らも被爆2世である山田貴己(よしき)・編集局長は言う。「80年たっても、恐れを引きずっている。何と長く影響を与える兵器なのか」▼気づくと、長居をしていた。礼を言い、外に出る。「非戦」の字が、来たときよりも大きく見えた。海からの風が、静かに、吹いていた。

わんちゃん推し さだまさしさんの言葉

8月9日 長崎原爆の日
さだまさしさんはこう考えた
長崎人として伝え続ける責任

長崎の原爆の日を迎え、お伝えしたいことは「午前11時2分に、あの原子爆弾が炸裂したことを記憶してください。何が起きたかを想像してください」想像するにはヒントが必要でしょうから、広島、長崎の原爆資料館にいらっしゃるといいです。
ただ、戦争の痛みの記憶が遠ざかっているということも若い投稿者の文章からは感じられます。原爆投下時刻のサイレンに無関心の人がいた、とのことですが、僕は長崎でも「サイレンがうるさい」との苦情が出たという話を聞いたことがあります。残念ながら。

「夏 長崎から さだまさし」は故郷の長崎県(稲佐山)で1987年に始め、2006年まで行なった無料の野外コンサート。長崎原爆の日の3日前にあたる広島原爆の日の8月6日に、「長崎から広島に向かって平和について歌う」

わんちゃんは2005年に行って来たヨ。
こぶしを挙げて声高に「戦争反対!!」っと叫ぶんじゃなくって、歌詞にとか小説にとかの中で「平和について」静かに気づかされるところが、さださんらしいと思うわん ちゃんです。

 

2025年8月5日火曜日

天声人語 被爆80年、広島

 天声人語 被爆80年、広島

 8月1日 水曜日 天候曇り 〈「本当に夏だなあ」と、深く深く感じた。今日、護国神社へ参拝した。とてもすがすがしく、気持ちがよく、心がすっきりした〉。県立広島第一高等女学校の1年生、森脇瑤子(ようこ)さんが1945年に書いた日記である。当時13歳だった▼〈モンペが出来上がって嬉(うれ)しくてならない。嬉しい〉。8月2日 学校に遅れてしまい〈恥ずかしかった〉。3日 農園で除草作業をした。〈一心にやった後の気持ちは、本当によかった〉。4日 〈暑かったが、我慢して一生懸命にやった〉▼5日 〈叔父が来たので、家がたいへんにぎやかであった。「いつも、こんなだったらいいなあ」と思う。明日からは、家屋疎開の整理だ。一生懸命がんばろうと思う〉▼翌6日の朝、米軍機エノラ・ゲイは、広島に原爆を落とした。瑤子さんは、爆心地から約700メートルのところで被爆した。大やけどで救護所に運ばれる。「お母ちゃーん」と繰り返し、深夜に息絶えた▼広く知られる話であるけれども、毎年の8月6日が近づくと、この日記が思い出されてならない。原爆によって、彼女の〈明日〉は奪われた。その悔しさ、悲しさ、恐ろしさを思い、目を閉じる▼〈一生懸命がんばろう〉。13歳の少女が、生きたくても、生きられなかった明日に、いま、私たちは生きている。だから、考え続けたい。どうして瑤子さんの大切な命は失われたのか。誰のせいか。何のためか――。広島に原爆が投下されてから、今日で80年。朝日新聞 朝刊 2025年8月6日




広島電鉄650形電車(ひろしまでんてつ650かたでんしゃ)は、1942広島電鉄に新製配置、在籍している路面電車車両である。

194586日午前815分の原子爆弾の投下(広島市への原子爆弾投下)で全車が焼損と全半壊しつつも、3両が走り続ける被爆電車として知られる。

平和学習と被爆電車

650形は「終戦まで運転士として働いた広島電鉄家政女学校の少女たちの誇りと喜び、悲しみの詰まった被爆電車」というような表現での報道がなされたり[11]653654の運行最終日には報道各社の取材ラッシュがあるようにマスコミの注目度は高い。所有者の広島電鉄側も、653654最終運行時には記念のヘッドマークを取り付けたり、2006年に被爆電車へのメッセージを募集して651652車内に掲出している。[12]

広島市の原爆投下日に当たる毎年8月6は必ず650形が運転され、原爆投下時刻の午前815分に原爆ドーム前電停に到着するような運行ダイヤが組まれている。また同車は貸切・団体電車としても指定することができ、幅広く平和学習に用いられる。広島市を修学旅行で訪れた生徒が当形式を使用することも多い。また毎年86日前後には、650形の車内で被爆者から証言を聞くといった被爆体験の後世への継承も行われている。

車番651

中電前附近(爆心地から約700m)で走行中に被爆

半焼

19463

20048月、被爆3日後に撮影された、爆風により脱線・黒焦げになった当車の写真が発見され、原爆資料館に寄贈された。なお被爆時に本車に乗車していた客1人が車両から飛び降りて助かり、その後50年以上生存した



被爆電車をモチーフにした缶は、アーモンドビスケット がびっしりと詰まってました。
美味しくいただいた空き缶は、毎朝毎晩測っている血圧計の保管場所に使用中です。

2025年8月3日日曜日

我が家で超人気とうもろこし

とうもろこしごはん 

とうもろこしが旬になり、美味しくなったころ
「いっぺん、とうもろこしの炊き込みご飯が食べたいねん、作ってくれへんかなぁ」っと長男が言う。
「とうもろこしって、レンジでチンしてバターか、塩チョイ振りが定番やんか」
「なんかなぁ、芯も一緒に炊いたらおいしいねんて、いっぺん作ってえや」っと。
わんちゃん的には,とうもろこしご飯って炊いたことないしなぁっと消極的。
またまたある日のこと「とうもろこしご飯、いつ食べれるかなぁ」っと言う。
しゃぁない、やってみよか、レシピを繰ってみると、あるわ、あるわ、いっぱい載ってる


材料 (4人分)
米       3
とうもろこし  1本
調味料
酒       大匙2
塩       少々
コンソメスープ(顆粒)少々
バター     大匙1

作り方
1.
とうもろこしは皮を剝いて洗っておく、ひげを丁寧にとってね。
2.
とうもろこしの粒を包丁を使い、削ぎ落す。芯の部分は一緒に炊くので取っておく。
3.
お米を研ぎ、通常より30ml水を少なく入れる、調味料も入れる。
4.
とうもろこしをお米の上に入れ、とうもろこしの芯を載せる
5.
炊飯器の「炊き込み」を選択し炊く。
6.
炊きあがったら、芯を取り、よく混ぜて完成です!!




『コツ、ポイント』
とうもろこしの芯をいれると、香りや甘味が増します!! お好みでバターやブラックペッパーなども加えるとさらにおいしいです
わんちゃんは、ブラックペッパーの代わりに『餃子の王将マジックパウダー』をシャシャシャっと……
鶏カラアゲにポテサラ添え、オニオンスープ、今夜の晩御飯に。
とうもろこしご飯大好評でしたよ。

 『夏祭り屋台のとうもろこし』に挑戦。

夏祭り屋台のとうもろこし
 とうもろこし2
 しょうゆ大さじ1
 砂糖大さじ1
 みりん大さじ1
 有塩バター10g

 
1.
準備.・とうもろこしのヒゲはハサミで切り取ります。とうもろこしの皮を2枚だけ残し、1本ごとにラップで包みます。
2. 500W
の電子レンジで3分加熱し、ひっくり返してさらに3分加熱します。

 
3.
粗熱が取れたらラップから外し皮を剥きます。
4.
グリルで焼き目をつける。


5. フライパンに有塩バターを中火で熱し、バターが溶けたら4を入れます。
中火のまま絡めながら転がします。たれが煮詰まり絡まったら出来上がりです。


夏祭り屋台風とうもろこし完成❣

絵手紙 梨

 ある日のこと、梨が届きました。 わんちゃんにとって、まさしく”初物” 「初モンいただくと、長生きするんやで」と、子供の頃おばあちゃんが言うてました。 初鰹、新子、新茶、とか、筍、蛍烏賊、秋刀魚、まったけ等々「ほんでな、75日寿命が伸びるんやで」とも言うてた。 初物 初物は縁...