わんちゃんとこの庭で毎年今の時季に咲くタカサゴユリとばっかり思ってたユリが実はシンテッポウユリということやと、つい最近分かった。
シンテッポウユリとは日本のテッポウユリと台湾のタカサゴユリとを人為的に交配して1951年に日本で作出された園芸種ですが、繁殖力が強く野生化しています。タカサゴユリのように赤い筋が入らず純白な花なので清純さも手伝って、こちらの方は勝手に生えて来ても、抜かれずに育てられる率が高いようです。夏に普通に見られる白ユリはシンテッポウユリと云えます。
開花は8-9月で、花被片の外側は紫赤色を帯びない純白色のものが殆どです。ただ、交雑を繰り返すとタカサゴユリとの見分けがつかなくなるようです。
シンテッポウユリも、タカサゴユリ同様に、種子繁殖力が強く、播種後8-10ヶ月で開花し、増殖します。加えて、絶滅が危惧されるような近隣のユリと交雑してしまうなど、生物多様性への悪影響が懸念されており、環境省の「生態系被害防止外来種リスト」で「その他の総合対策外来種」に指定されています。
ここで、おさらいをします。
タカサゴユリとテッポウユリは、どちらも花弁が筒状の白いユリでよくにています。違いは、タカサゴユリが花期は8~9月で、花弁に筋がありますが、テッポウユリは花期は4~6月で、花弁に筋はありません。なお、タカサゴユリとテッポウユリの交配種で1951年に日本で開発された園芸品種にシンテッポウユリがあります。
開花時期は8~9月で、草丈は70~150㎝、葉は長さ9~13㎝ 幅2~3㎜とされます。
テッポウユリの葉と比べるとシンテッポウユリの葉の方が細くて繊細なカンジに見えます。
わんちゃんとこで咲いてるユリは花弁に筋が無いことと、葉の幅が細くて、開花時期が8月~9月ということで、『シンテッポウユリ』と決定しました。
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