長雨と毒キノコ
鉄崎幹人のWASABI 2026-9-21(月)12:00~SBSラジオ[静岡放送]
鉄崎幹人愛してやまないものについて語りつくす、午後のテッパン、月曜日は生物や植物自然農業などにスポットを当てるクローズアップ生き物 2026-9-21(月)
長雨と毒キノコ
今年の夏の長雨の影響で毒キノコが大量発生してます、名前が“オオシロカラカサタケ”
元々熱帯性のキノコで暑い時期に大雨が降ると、一気に発生しやすくなる、特にこの時季ですね、このキノコ食べると下痢、嘔吐、胃腸障害の恐れがあるので加熱してもたんぱく質の毒というのは絶対なくなりませんから、絶対食べてはいけません。
それから、犬の散歩も注意してください、犬が間違って食べちゃうことがあるかもしれません。
フツーのカラカサタケと言うのがあるんですよ、食用で美味しいんですよ。どっちもカサが白いんですよ。毒のカラカサタケは裏のヒダが緑色してます。白いキノコと言うのは毒キノコが多いので店で売っている以外のキノコは食べないようにしましょう。キノコは買ったのを食べるか、キノコ名人に訊いてから食べるかどっちかにしましょう。
このオオシロカラカサタケの写真をAIに訊いたとき「このキノコは食用」と判断しました。「AIを信用するな」ということですね。
毒の話の続きにフグのはなしをちょっと。
フグの毒はテトロドトキシン 、ものすごく怖い、食べたら絶対死ぬ。フグの肝や卵巣に多くある毒です。
フグの種類によって毒のある部位が違う、例えば、トラフグは皮は食べてダイジョウブ、クサフグや
ゴマフグは皮をたべてもアキマセン。マフグは白子を食べてもダイジョウブ、美味しいんです。
種類によっては白子も猛毒と言うフグもいます。ドクサバフグは全身に毒があります。フグの毒は長年にわたって多くの犠牲と研究によって解明されてきたのですが、ここ数年、食べられる部位が分からないフグが増えてきてるんですよね。温暖化で水温上昇が起こって温かい水が好きなフグ、増えてます。どんどんどんどんフグが北上を続けて、なんと今やマフグがイチバン獲れるのが北海道ですからね。フグは九州、関門海峡、山口とかのイメージがありましたけど。
フグがたくさん獲れるのなら今までなら高級魚だったけど安くなるんじゃない?
サンマが高級魚になってフグが安くなれば嬉しいなと、ところがそう簡単ではない、何故かと言うと、今までいなかった海域に、別種のフグが入ってきて、日本海から津軽海峡越えてフグが交雑を起こしてるんですよ。
北の海のフグと南からのフグと交雑を起こしてしまって、別種の雑種のフグが生まれてしまう。今や、雑種フグが増えてしまってる。すると、それらのフグはどこに毒が生まれるか分からない。
なので、雑種フグは毒がどこにあるか分からないのでむやみに食べてはダメ。
せっかく今まで、もの凄い犠牲の上に成り立っていたフグの研究がまた新たにしなくちゃいけないことになってきている。残念なことにサンマが高級魚になってフグが大衆魚になるなんて考えは甘いのかな。それにしても温暖化が影響しているのは間違いないし、毒キノコもそれによって長雨が続くというし、世の中世界的に毒が増えてるっというそんなお話でした。
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