わんちゃんとこの庭でキキョウが一つ二つと咲き始めた。
キキョウ(桔梗)キキョウ科
名は漢名の桔梗(きちこう)に由来する。本来の和名は別にあった。
一つは『万葉集の「朝がほ」』
『本草和名』など平安時代の辞書には「阿利乃比布岐(ありのひふき)」が載る。奇妙な名だが、蟻の火吹きの意。
子どもはキキョウの花を蟻の巣にかぶせ遊んだ。キキョウの花を蟻がかむと蟻酸(ぎさん)が作用し、赤く変色する。古(いにしえ)の人はソレを名にしたのである。平安文学では桔梗に転じる。
そんな時、お友達からお庭に咲くキキョウの写メが届いた。
そうこうしてるうちに「けいはんな公園で撮ったのも送るわね」と。
キキョウを深堀しますと、
京都府:絶滅寸前種
環境省:絶滅危惧Ⅱ類
近畿 :絶滅危惧種C
選定理由:山野の草地にはえる多年草、近年個体数が激減しほとんど見られなくなった。
分布:京都府内では分布記録は全域にあるが、丹後半島や府最南部の草地を中心に少し残っている。
生存に対する脅威:園芸用、薬用の採集、草地植生の遷移。
必要な保全対策:キキョウの野生種は稀少であることを周知することと、種子から保存を試みることも検討する段階である。
改訂の理由:山間部の耕作地や周辺の管理が放棄され、絶滅するところが多くなっている。
特記事項:花材として栽培され、寺の庭などにもよく植えられる。
更に吉を招くキキョウ(T-47)
返信削除今日、7月17日は祇園祭の前祭り、雨の中「動く美術館」をテレビで見ました!!
キキョウ(桔梗)は、更に(さらに)吉(きち)を招く(まね木)として、万葉の昔から親しまれています。
わんちゃんとこの庭、友達のお庭、京阪奈公園の身近なキキョウが紹介されました。
私はキキョウの花の「清涼感」と「清楚」な花姿が魅力的に感じます。秋の七草ですが夏のお花としてお寺などのキキョウがテレビなどで報道されていました。
晴明神社、廬山寺、智積院、府立植物園、兵庫県香美町(かみちょう)の遍昭寺(へんじょうじ)などの「キキョウ寺」などがありました!!
大阪万博会場内の「静けさの森」の歩道沿いにキキョウのお花が咲いていましたよ!!
去る7月12日に訪れると、偶然、ブルーインパルス6機の曲芸飛行も見学出来ました・・正に・・更に吉を招くキキョウと実感しました!!
ソレト、キキョウが「絶滅寸前種」とは知りませんでした。漢方薬や根が食用になるなどキキョウが更なる吉を招きのでしょうか!!
秋の七草の一つの桔梗ですが、咲いているのは暑い夏のさなか、今のこの暑さでは「いざ、キキョウを愛でに」とはなかなかです。
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