おいしく長持ち野菜の冷蔵・冷凍保存術=豆苗・ニンニク

おいしく長持ち野菜の冷蔵・冷凍保存術=島本美由紀さん 料理研究家・食品ロス削減アドバイザー

気づいたら冷蔵庫の奥で野菜がしなびていた……。そんな経験はありませんか?正しい保存方法が分かれば、美味しく長持ち!最後まで食べきることができます。 

              豆苗:栄養価の高さも魅力

豆苗は、発芽したばかりのえんどう豆(グリーンピース)の若菜です。価格が安定しているので、節約食材としても人気です。加熱調理はもちろん、あくがないので生でもおいしく食べられます。ほのかな豆の甘味とシャキシャキの歯ごたえ、くせのないおいしさが特徴です。栄養価の高さも魅力の一つ。ベータカロチンの含有量は、ホウレンソウや春菊など葉物野菜の中でもトップクラスです。油と一緒に取ることで、ベータカロチンの吸収率がアップします。豆苗は再生栽培が可能です。根元を水に浸しておくと、再び目が伸びます。根元にある脇芽を残しておくと生育速度が速くなります。毎日、水を取り替えれば2回は収穫できます。

『冷蔵』根元を切り落として保存容器に入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、ふたをして冷蔵室で保存します。二日に1回、水を取り替えます。保存期間は1週間。未開封なら購入した袋のまま野菜室に立てて保存します。

『冷凍』根元を切り落とし、冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。凍ったまま炒めたりスープに加えたりと使い勝手も抜群です。自然解凍して水気を絞れば、そのままおひたしやあえものになります。保存期間は1カ月。

             ニンニク:冷蔵庫がおすすめ

ニンニクの旬は5月~8月です。独特の香りが食欲を増進させてくれるので、暑くて食欲の無い季節にはうってつけの食材です。ニンニクは収穫後、乾燥させて出荷されます。外皮が白くてつやがあり、しっかり乾燥したもの、粒が大きくて丸みがあり、先端がよくしまっているものを選びましょう。

かごやネットに入れて、風通しのよい涼しい場所につるせば保存もできますが、気温が高くなるとすぐに芽が出てしまうので、長持ちさせたい場合は冷蔵庫での保存がおすすめです。芽が出ないうちに食べるようにしましょう。

『冷蔵』ニンニクに適した保存温度は06度です。野菜室だと少し温度が高いので、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、チルド室で保存しましょう。ペーパーが湿ってきたら交換します。保存期間は2か月。

『冷凍』薄皮をつけたまま一片ずつ分けて、冷凍用の保存袋に入れます。使う前に常温で約23分置いておくと、凍ったまま切ることも、すりおろすこともできます。保存期間は3カ月。

島本美由紀さん料理研究家・食品ロス削減アドバイザー

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