戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より(毎週日曜日掲載)
戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より(毎週日曜日掲載) 朝日歌壇(毎週日曜日朝刊)の入選歌(選者は、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さん、川野里子さん、)より、戦争を詠んだ歌を、わんちゃんが独断で選り抜きを。 ☆⇒共選作 2026 年 7 月 7/5, 7/12, 7/19, 7/26 高野公彦選 生きるため粥を分け合うガザの民マンジャロを打つ日本の若者(観音寺市)篠原 俊則 【評】 マンジャロは痩せる効果のある薬。 指先に名を撫でる人 生きているごとく平和の礎(いしじ)にある名を(観音寺市)篠原 俊則 西方に一礼をして一杯の泡盛を干す慰霊の日の夜(宇都宮市)手塚 清 反戦を愛に託してヨイトマケ歌い美輪さん静かに去りぬ(横浜市)一石 浩司 メケ・メケのシスターボーイは平和と愛歌い尽くしてさらりと逝きぬ(武蔵野市)山口 京子 刑罰で愛国心を強要すそんな日の丸滅びてしまえ(朝霞市)岩部 博道 意味もなき合意の陰に意味もなく死にしイランの幾千の民(五所川原市)戸沢大二郎 地球こそ奇跡の星だ生き物の楽園なのだ地獄にするな(横須賀市)笠原 隆司 80 年輝きいや増す憲法を貶(おとし)めるごと改憲論議(一関市)奥山与惣美 永田和宏選 「ヨイトマケ」歌ひて太き綱を引き女も担(にな)ひし戦後復興(東京都)上田 国博 【評】 美輪明宏の死をヨイトマケと共に詠(うた)った歌が多かった。 【番外編:しんぶん赤旗日曜版】 選者:久々湊盈子 「愛があれば戦争なんかおこりません」美輪さん偲び復唱したり(宮城県)高橋 敏 【評】 6 月 20 日、死去した美輪明宏は被爆の体験から反戦を言い続けた人だった。 逝ってなお九条こそが宝だと我ら叱咤す大江氏の聲(北海道)三隅 雅游 【評】九条の会の呼びかけ人だった大江健三郎の戦争放棄の理念を忘れずにいたい。 国防は軍備などより防災を台風のたび傷つく国土(千葉県)加賀 昭人 【評】温暖化の影響か自然災害が頻発している。がいてきの心配よりまずは足元から。 ひばり唄ふ「一本のえんぴつ」まさに今戦争はいやだとわれも書きたし(茨城県)加津牟根夫 ♪一本の鉛筆:美空ひばり...